アプリ制作を依頼するためのポイント

皆さんこんにちは!㈱スクラムソフトウェアの製造業DX担当.Aです。今回は月2回の当社で実施している「製造業DX勉強会」で触れた「アプリ制作を依頼するためのポイント」についてお伝えしたいと思います。

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目次

アプリ制作を依頼する上で重要なポイント

アプリ制作プロジェクトを成功させるためには、アプリ制作業者だけでなく、依頼主にも重要な役割があります。そのため、依頼主はアプリ制作業者に全て丸投げではプロジェクトはうまくいかず、要所要所で必要な行動を取る必要があります。

ここでは、特にアプリ制作プロジェクトの前半部分である「制作業者への依頼」フェーズに焦点をあて、アプリ制作を依頼する上で重要なポイントを次の6つのポイントに絞って解説したいと思います。

  1. アプリの目的を決める
  2. アプリで実装したい機能を決める
  3. アプリ制作のための予算を決める
  4. アプリ制作会社に見積もり依頼する
  5. アプリ制作会社を決定する
  6. 当社の知見

1. アプリの目的を決める

まず初めに重要なポイントはアプリの目的を決めることです。「何のためにアプリを作るのか」を決めることは、当たり前のようですが、非常に重要なこととなります。なぜなら、アプリを制作する上で、実装したい機能というのはどんどん膨らんでいくからです。

例えば「認証はメールアドレスだけでなく、SNS認証も入れたい」「ユーザー同士でコミュニケーションが取れるチャット機能も入れたい」「ユーザーのGPS機能を使って、エリアごとにおすすめの情報をリアルタイムに提供したい」・・・などなど、考え出すと欲しい機能のアイデアは尽きることがありません。

そのような場合に重要になってくるのが、アプリの目的です。まず、初めにアプリの目的を決めることで、必要最小限のコンパクトなアプリ制作の依頼が可能となります。その際は以下の点を事前に決め、制作会社に依頼するといいでしょう。

  • アプリを最も使ってもらいたいユーザーは誰か?
  • そのユーザーはどんなことに困っているか?
  • そのユーザーはアプリを使い何を解決するか?

以上を踏まえ、アプリを作る目的は何か?について決定するといいでしょう。

2. アプリで実装したい機能を決める

続いて、アプリで実装したい機能を決定しましょう。この際、さまざまなアイデアが浮かんでくると思います。ただし、機能が増えれば増えるほど、開発コストも高くなり、開発期間も長くなってしまいます。

そのため、実装する機能は必要最低限のものに抑えることが重要です。このような場合に先述のアプリの目的や使ってもらいたいユーザーを思い起こすことが重要です。

最も利用してもらいたいユーザーの年代が10代なのか、70代なのかで同じようなアプリでも必要な機能は変わってくることはあり得ます。

例えば10代のユーザーをターゲットとした場合は、InstagramやtictokなどのSNSとの連携機能、アバターのカスタマイズ機能、チャット機能などが必要となるかもしれません。

逆に50〜60代のユーザーをターゲットとした場合はシンプルでより直感的に利用しやすいデザイン、サポート機能の充実、などが必要となるかもしれません。

3. アプリ制作のための予算を決める

次に、アプリの予算について大まかに決定しておきましょう。参考として、アプリ開発のざっくりとした相場観を以下に示します。

アプリ別の価格帯(出典:https://www.businessofapps.com/app-developers/research/app-development-cost/)

  • シンプルなアプリの開発価格: ¥2,320,000 〜 ¥4,640,000
  • 中程度の複雑さのアプリ開発価格: ¥4,640,000 〜 ¥6,960,000
  • 複雑なアプリの開発価格: ¥10,440,000 以上

この例はアメリカの有名なビジネスアプリに関するポータルサイトからの引用です。1ドル145円で計算しています。感覚的にも日本の相場とそれほど違いないでしょう。

このような相場を参考に自社の予算確保を進めてみましょう。

4. アプリ制作会社に見積もり依頼する

以上の情報を整理し、アプリ制作会社に見積もりを依頼しましょう。ただし、パッケージのようなソフトウェアではなく、ゼロから制作するアプリの場合、見積もりはすぐに提出してもらえません。どのようなアプリを作るのか事前に何度かヒアリングをすることになります。

ヒアリングの際は上記で整理した内容を文章にしてアプリ制作会社に提供すると、やりとりもスムーズになります。また、RFP(リクエスト・フォー・プロポーザル)という依頼主がアプリ制作会社に「こうこう、こういうアプリを作ってください」というような要望書を提出すのもいいでしょう。RFPの書き方については、こちらをご参照ください。

見積書は、依頼後、概ね1ヶ月程度かかるとみていいでしょう。また、相見積もりをとる場合は、正直に、「アプリ制作は真剣に進めています、ただし、申し訳ありませんが、あともう一社にも見積もり依頼をしていて、最終的には提案内容とコスト面から比較させていただきます」と伝えるようにすれば、いいでしょう

5. アプリ制作会社を決定する

見積書と提案書を受領後、検討の上でアプリ制作会社を決定します。単にコスト面だけでなく、提案内容や運用面なども参考にしましょう。また、見積書の明細も確認し、想定している機能が全て盛り込まれているのかも確認してください。

もちろん、わからない部分もあると思うのでその際は、遠慮なく相談してみましょう。ここで、誠意ある対応を撮ってもらえるかどうかも、今後のその制作業者がパートナーとして相応しいか判断するための材料となります。

6. 当社の知見

システム構築を依頼された企業の中には、運用・保守サービスは不要なのではと思うことがあるかもしれません。しかし、アプリケーションは、何もメンテナンスしなければ、年に1回のOSのバージョンアップで動かなくなることもあり得ます。

そのため、定期的な保守サービスの導入は必ず検討しておく必要があります。最低限、以下の項目については検討をする必要があるでしょう。

  • OSのバージョンアップによる動作検証
  • サーバーの管理
  • データの管理
  • バックアップ
  • セキュリティの管理

また、保守・運用費用については、年間で開発費用の5%〜10%程度が目安となります。この点についても、ぜひ、開発段階での予算確定の際に、十分に考慮が必要な点ですね。

また、当社でも無料のIT相談もお受けし、開発のご依頼も全国にてお受けしております。お気軽に、ご相談ください。

この記事を書いた人

㈱スクラムソフトウェアの製造業DX担当。エンジニアとしてから製造業のシステム開発をメインに幅広く業務に従事。C言語、C++言語を使った組み込み開発やPHPやJavascriptを使ったWEB周りの開発が得意。社内の事例を他のエンジニアからヒアリングし、社外向けにシステム開発と製造業DXや工場管理についての情報発信を実施中

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