組込みエンジニアの仕事を考える

私は長年、組込み開発に従事してきたベテランエンジニア.Tと言います。組込み開発を中心に、ソフトウェアエンジニアはどうあるべきか、など、日頃考えている事や感じた事をとめどなく書いてみようと思います。

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若手組込みエンジニアだった私に後輩ができた!

その頃、組込みエンジニアとして仕事を始めて4年目の私にも、とうとう新人エンジニアが配属されてきました。

やっと所属する課の下っ端から解放されたのです。今まで自分がやっていた細かい雑用などの仕事を新人組込みエンジニアに移管しました。

新人組込みエンジニアの不穏な様子・・・

暫くすると、新人エンジニアが仕事をせずに、席を外している時間が度々あることに気が付きました。『いったい何をしているんだろう?』と訝しんでいました。

ある日、新人が具合が悪いと言って、病院に行ったのです。病院から戻って医者の診断を聞くと、「胃潰瘍でした」と言うのです。詳しく症状を聞くと、席を外していたのは、トイレに行くためだったのです。何と彼はそれまで胃潰瘍で下血をしていたのです。

組込みエンジニアの仕事の難しさ

今まで自分が普通に行っていた仕事でしたが、彼にとっては難しく、相当なストレスとなり、それで胃潰瘍を患ったのです。

それより以前ですが、知人の社長から「他の者を自分と同じと思ってはダメだ。自分とは違うと思って接してほしい。」とアドバイスされたことを思い出しました。

その後、多くの後輩組込みエンジニアや若手組込みエンジニアと一緒に仕事をする機会がありましたが、その度に彼らに合った仕事をどのようにお願いしたら良いのか未だに悩んでいます。簡単すぎると詰まらないだろうし、難しすぎるとプレッシャーで力を発揮できないのではと心配したり・・・。

つくづく自分はマネージャーには向かないな、と何時も痛感しています。

ちなみに、当社では組込み開発を始め、様々なシステム開発の相談、設計、実装を全国対応で行なっています。無料相談も実施していますので、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

株式会社スクラムソフトウェアで、長年の組込み開発エンジニアとしての経験から、実際の開発業務と若手エンジニアの技術指導を行っています。

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